二つの温泉

2015/08/18 2015/11/12

お盆休み中に近郊の温泉に２軒、それぞれ別の日に行ってきました。
僕の住む東北海道（道東）は自然の観光資源が豊富にあるのですが、その中でも温泉は宝庫と言っても良いほど殆どの市町村にそれぞれ泉質や特徴の異なる温泉が存在しています。

今回は行ったのはそれぞれ別の町村の２軒ですが、何度も行きたいな～という温泉と、相当残念でもう行くことないな～という温泉と対照的でした。
まず良い方からですが、十勝管内の東端で釧路管内との境にある浦幌町の留真（るしん）温泉です。留真温泉に行ってきたと人に話すと、「山の中のひどいボロボロの温泉でやぶ蚊が凄いでしょ」みたいに、過去に行った人はとにかく悲惨にボロい（笑）という印象しかないようです。僕も２０年位前のサラリーマン時代に会社のキャンプで行ったことがあるのですが、確かに床がきしむようなボロボロの温泉でしたが、泉質はツルツルして良い湯だったという記憶があります。
今回行ってみて、良く分かりましたが一昨年全く新たに建て直して小ぶりながらも清潔で素晴らしい風呂に生まれ変わりました。泉質は以前のままのツルツルの湯で、山あいの川の音を聞きながらの露店風呂、のんびり初秋の風に吹かれながら最高の時間でした。サウナも水風呂もあります。
そもそも何で留真温泉を選んだかを明かしますと、先月の札幌出張の際に釧路まで伸びた道東道の浦幌ＰＡで浦幌町の留真温泉の宣伝をやっていてパンフをもらってきたからなのです。営業努力しているのには報いなきゃねと思っての事。
自らの存在を伝えなきゃあ、何も始まらない、まさにエクスマ的努力（笑）を地道にしている会社をついついひいき目で見てしまう僕です。釧路からだと１時間３０分位なので、今度は空いている平日を狙って半日位露天風呂に居座ろうかな（笑）と思っています。

さて、もう一つの残念な方ですが、こちらも再訪で以前行った時にはそんなに悪い印象じゃないから選んだのですが、残念だな～と思ったのが玄関前の歩道にタバコ吸殻や細かいゴミが沢山落ちていたこと。それも昨日今日のゴミじゃないのが見て分かる。こんなの気付いた人がすぐでも片づけようと思えば出来ることだと思うのです。一緒に行った家人も同じ印象を持ったようで「ここ随分ダメになっちゃったね～」と残念がっていました。玄関の前のゴミを誰も拾わないようなサービス施設にまた行きたい人はあまりいないと思います。

せっかく来てくれた人をリピーター化出来るかどうかで商売は決まると思うのですが、お客さん一人一人が玄関を出た瞬間に「また次来よう」って思えるかどうか、こんな風にして決まるんだろうな～と思いました。
こんなこと考えているって、休みなのにやっぱり休んでない職業病かも（笑）。

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