手が回らないのではなく回す気がない
2015/11/13
売上が低迷しているのは商品ではなく販促に問題あり。これは僕が普段接している相談企業の殆どに当てはまる構図です。
ところが、そうった現状の構図を説明しても、「現状の人員では販促まで手が回らない、ブログやフェイスブックもやりたいのは山々ですが人も時間もないのです」。経営者からこんな答えが返ってくることもよくあります。
気持ちは分かります。分かるけどその言い分を自分で認めている限り、100%今の状況は変わらないし、どんどん貧乏になっていくだけなのです。
これは経営者の問題です。経営者の最も重要な仕事はどの道に行くのか方向性を定めて、持てる経営資源の最適化を図ることです。停滞している最大の原因は商品(A)ではなく、販促活動(B)にあるのに、延々と商品(A)に経営資源の全てを振り向けて、もし資源を投下すれば圧倒的に効力のあると思われる販促活動(B)に一切資源を投下しない。その資源配分はおかしいと思いませんか?ということです。
良い商品(A)をつくれば売れる時代に良い思いをした人はその成功体験が忘れられない。しかも良い時代には販促活動(B)などというものに金も人も投入しなくても良かった。過去の行動パターンから抜け出すのは容易ではない。
商品中心マーケティング(A) から 商品と販促活動の両輪を回すマーケティング(A+B) へとカジを切る。
はっきり言って過去の成功体験が大きい会社には第二創業くらい勇気のいることかもしれません。でもいつまでも販促に手が回りませんので・・と言っている経営者は業績アップの見込が無いと自分で宣言しているのと同じなのです。
販促に手が回らないのではなく、回す気がないのだと思います。
そこを見切れるかどうか、突破するしないはあなた次第なのです。
「一理あるかも・・・」という方は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
こんなことをご相談したい方はお申込みはこちらから。
(有料で1時間目途で1万円です。)
さらにこのブログを読んでいただいてる方に特別耳打ちしますけど(って、ホームページに載っているんですが(笑))、日程が合えば、無料の相談日もありますのでお申し込みください。こちらは時間枠が埋まった時点で締切ですのでお早めに。
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
- 顧客の創造_4つの謎 - 2021/1/2 土曜日
- コロナと共に去りぬ - 2020/6/29 月曜日
- パンドラの箱が開いた - 2020/6/28 日曜日
- 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_10枚目 - 2020/5/12 火曜日
- 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_9枚目 - 2020/5/11 月曜日
関連記事
-
種蒔く人
昨日は建設関連業種の会社の会議でした。 北海道は元々公共事業が基幹業種といわれた …
-
セミナーはライブだ!
先週のソーシャルメディアの沖縄セミナーで僕も含めてなんと14人の講師がお話したん …
-
時代が変わったんだ
一昨日お会いした短パン社長、姿も声も雰囲気も個性もお人柄も事前に思い描いてたイメ …
-
声掛けしなけりゃお仕舞よ
昨日は、中小企業家同友会釧路地区会のマルチメディア研究会の忘年会。 出席者は僕を …
-
「不」即ち宝の山也
最近、自分の親の介護で介護業界の方々と接する機会がとても多いのですが、何せ全てが …
-
シェアの経済
昨日の記事で本が売れる重要な要素として、SNS紀元前ではマスメディアによる広告、 …
-
グラスの底に顔があったって良いじゃないか
「グラスの底に顔があったって良いじゃないか」。70年の大阪万博の「太陽の塔」を制 …
-
沖縄は良い季節です
昨日から沖縄の那覇に入りました。 この時期でも29℃位あるのですが、真夏と違い何 …
-
往く夏を惜しんで
往く夏を惜しんで釧路では今夏最後となるイベント大漁どんぱくが始まりました。 昨晩 …
-
行き当たりばったりじゃあね
先日、BCP(事業継続計画)のセミナーを受ける機会がありました。自然大災害や新型 …