売上アップアドバイザー シーサー君

*

商品は基本的に売れない

      2015/11/13

昨今アベノミクス絡みの政策もあり、補助金メニューが数多くあります。特に経済産業省が進める補助金メニューの特徴として新規性を求める、これまで世の中に無い、或は地域で初めての発明的なものづくりが推奨されてきました。
日本経済発展の源泉としてものづくりは欠かせない。その政策は理解できますし決して否定するものではありませんが、現実の問題として「作ったけど売れない」という問題が常について回ってきました。
新規ドキュメント 11_1
この問題は実態としてあまり明らかにされていませんが、こういった補助政策を担当する専門家が集まると「補助金をもらって苦労して商品をつくるまでは出来るけど、その商品が売れない」という話題は必ず出てきます。
こういう新規性のある商品開発に積極的にチャレンジする経営者は一定数居ます。ものづくりが大好きである意味、天才的ともいえる発明能力を持っています。そんな優れた方でも売るのは得意じゃないのです。
まあ、でもこういう発明的な新規性のある商品だから特別売れにくいということではないと僕は思っています。
発明的であろうとなかろうと「商品は基本的に売れない」のです。その売れない商品をいかに売るのかがマーケティングなのですから。
「商品が基本的に売れない」理由は、世の中の人はあなたのお店や商品を知らない、体験したことがないのです。知らない、体験したこともないものにお金を使う訳はないでしょう。あなたのお店でどんな体験できるのか?あなたの商品・サービスでどんなことが待っているのか?まずそれを伝えるのがスタートなのです。

正直言って、補助金周りのマーケティング申請のひな形などを見ると未だにポジショニング分析をして市場調査がどうのこうのと言った前近代的なマーケティング方法を推奨しているようですが、そんなムダなことをやってはいけません。
やるべきこととして(1)その商品のターゲット極限まで絞り込む(2)その商品を買うとどんな良いことが体験できるのかを表現する(3)ターゲットが最も接触時間の長いメディアを選定する(4)選定メディア毎の販促のグランドデザインをつくる(5)スケジュールに沿って実行
と言った流れでしょうか。基本的に商品は売れないのです。その売れない商品の魅力を掘り起こしてターゲットに複数メディアを使って気付いてもらい、それを継続する。
そろそろ氷河期のマーケティングから抜け出さないと、売れるものも永遠に売れないと思います。

「一理あるかも・・・」という方は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします

今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!

こんなことをご相談したい方はお申込みはこちらから
(有料で1時間目途で1万円です。)

さらにこのブログを読んでいただいてる方に特別耳打ちしますけど(って、ホームページに載っているんですが(笑))、日程が合えば、無料の相談日→今月は満員になりましたので来月どうぞもありますのでお申し込みください。こちらは時間枠が埋まった時点で締切ですのでお早めに。

The following two tabs change content below.
アバター画像
北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

 - シーサー君ブログ, マーケティング, 最新NEWS, 経営

  関連記事

早く解決した方が・・

僕の親は両親とも80歳を超えていてさすがにあちこち弱ってきています。今日は定期的 …

意識しないと伝わらない

今日は建設関連会社の会議。次年度の経営戦略が議題です。 色々話していくうちで資格 …

頑張れ!創業経営者

今日は釧路商工会議所の何でも相談会に出ていました。 創業したい人、創業して間もな …

後ろ姿に学びます。

FIFAの年間最優秀選手に女子サッカーの澤穂希選手が選ばれたというニュースが朝一 …

飛脚はもういない

日本製紙の釧路工場の生産ライン3基のうち1基を停止するというニュースが数日前に報 …

筋の良い事業、悪い事業

「新しいビジネスを立ち上げたいのですがどう思いますか?」というご相談が時期を同じ …

情報をチューンナップ

毎朝新聞を精読しています。釧路新聞、北海道新聞、日経新聞の3誌を結構時間をかけて …

この世は友達で動いている

つながりの経済です。特に今は。いやずっと昔からそうです。 一見さんより親しい人か …

情報は伝わるのではなく伝える

夜中に今日お話するセミナーの資料をつくっていて思ったことは「経営を突き詰めていく …

人生、時には喝!を

先日、以前コンサルティングを行ったお客さんと話していて、「先生に時々来て貰って喝 …

PAGE TOP