仕事が本当になくなる時代

2015/04/02 2016/04/02

今朝も寝床で日経電子版読んでたら１面の記事にこんな記事が。
「心臓にばんそうこう」と題して、印刷最大手の大日本印刷が、重篤な心筋梗塞患者の心臓の再生に、印刷技術を元に生まれた繊細なシートで培養した心臓細胞を患部に貼る技術が実用化されるとのこと。
大日本印刷では売上の半分が本業の印刷以外の印刷から派生した電子基板やＩＣカード、床材などで稼いでいるそう。これ以外にも上述した細胞工場はじめ新事業が目白押しだそうです。

この記事を目にして感じたのは、人口知能を始めとするＳＦで見た未来がどんどん顕在化してきたということ。３０年後の２０４５年にはＡＩ（人工知能）が人間の知能を超えると言われています。それと同じようなことがあらゆる技術分野で起こるのです。これらの変化は世の中がより便利になるという喜ばしい面も当然ある一方で、新しい技術や生産方式、仕事のやり方に大変化をもたらすであろう事は容易に想像がつくと思います。
冒頭に書いた印刷業だって、トップランナーの大日本印刷は先を読んで会社の形を変えているけれど、殆どの中小の印刷業は仕事そのものがさらになくなる可能性が高いし、既存の印刷技術は価値がさらになくなる。価値がないということは極めて安い値段で買い叩かれる。当然、既存の職場もさらになくなる。

これは別に印刷業だけの話じゃなくて、ロボットの方が頭が良くなる時代に向かっている今、全ての仕事に言えるはすです。今の仕事そのものがなくなるか、大きく形を変えていくのです。
もちろん僕の商売である経営コンサルタント業だって、求められる要件は現在進行形で凄いスピードで変わっているのを実感しています。
これからは軸足は本業に置き既存のお客さんを大切しながらも、変化によって生じる新しいマーケットを攻めてものにしていくスタンスが必要だと思います。
ダーウィンの言う「変化に対応したもののみが生き残る」これから激しい淘汰と誕生の３０年なのでしょう。アンテナ立てて、勉強して、行動して、良いものだけ残していく、そんな繰り返しです。
そんな生き方が出来ますか？それともロボットに使われちゃいますか？（笑）

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