販促は忍者屋敷だ

2014/06/11 2016/04/03

ある意味、販促という作業はとてもクリエイティブな作業であると言えます。一見、世の中の人が何時みてくれるかも知れない販促物を作り続ける行為は砂漠に水を撒くに等しい徒労感に襲われるがちになります。でも、そんな風に思っている方は、考え方を改めた方が良い。自分の販促物を見てくれるかもしれない人を不特定多数の誰かと考えると販促は果てしない作業だと思える。逆に発想を変えてみましょう。

誰か一人、あなたが売りたい商品を買ってくれそうな人を想像します。いつも買ってくれているお得意さんの顔を思い浮かべても良いです。例えば、僕の顔を思い浮かべてもらっても良いです。う～ん、ちょっと太りすぎ（笑）。そのターゲットとしたお客さんの一日の生活に思いを馳せてみましょう。朝、起きてから、仕事をして、夜寝るまでの生活を思い浮かべてみるのです。そして、その生活の中で無意識に目にするメディアを考えてみる。僕だったら、朝一で日経電子版を見て、おもむろに起きだしたら、釧路新聞と北海道新聞に目を通す。で、スマホかIpadでトイレに入りながらＦＢとＴｗｉｔｔｅｒをチェックする。外出前にメールをチェック。さらに、外に出ても一日中スキマ時間にスマホを見ている。車で移動中には必ずＦＭ釧路をつけっぱなしにしている。夕方、帰宅してポストから夕刊とポスティングされたチラシを取り出す。北海道新聞の夕刊とチラシに目通しする。さらに地元情報誌の月間ｆｉｔが入っていたので目を通す。酒を飲みながらテレビを見て、寝る前に再度、フェイスブックとＴｗｉｔｔｅｒをチェックする。お休みなさ～い。って感じです。

さて、僕の生活の流れの中で無意識に触れているメディアはいくつあったでしょうか？答えは、新聞記事、新聞広告、フェイスブック、Ｔｗｉｔｔｅｒ、Line、メルマガ、チラシ、地元ＦＭ、地元情報誌広告と記事、テレビって感じです。で、この一日のメディアの流れを頭に置いて、お客さんの一日を、お客さんが忍者屋敷の廊下を歩いているとイメージしてみましょう。そして忍者屋敷さながらに思わぬところに販促物の仕掛けを仕込んでおいて、「ジャーン！」という感じである時はチラシ、ある時はＦＢって感じで出没するのです。まさに神出鬼没、忘れたころに現れる忍者ハットリ君、はたまた青影、赤影って古いか（笑）？販促物づくりとは、忍者屋敷の仕掛けづくりだ！って考えると楽しいでしょ。お客さんの何気ない日常に待ち伏せして仕掛けをつくる、通るだびにさりげなく現れて気付いてもらう。何とクリエイティブな作業でしょうか。お化け屋敷でもいけるな（笑）。

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