選ばれる準備は？

2014/05/31 2016/04/03

「風が吹けば桶屋が儲かる」という故事がありますが、これは世の中思わぬ糸でつながっていて、あることが引き金となって、めぐりめぐって意外なところで思わぬ結果を引き起きすことを言ったものです。今、ＳＮＳの世界で起きていることはまさにそういうことじゃないかと思うんです。

昨日、ＦＢのタイムラインから釧路のＥＣＣ英会話教室をやっている久末久恵さんからこんな記事が流れてきました。
「皆さん、おはようございます。最近、改めてＳＮＳの影響力って凄いな！とか自分を支えてくれる人達への感謝は絶対忘れてはいけない！と強く感じている、楽力向上アドバイザーを名乗り出したヒサスエです。ＳＮＳの凄っさって⁈ 昨日パワーストーンジュエリーを購入しました。乗山さんがいつも《いいね》を付けていらしゃるRUPIA 勢津子さんのブログの方のネットショップからです。ブログが気になる→ブログが素敵→そして商品が気になる→お店のホームページへ→お買い物カートへ」

僕がＦＢでシェアして紹介したジュエリーのブログサイトを見てお買い物カートで購入に至ったというお話なんですが、これこそ冒頭に「風が吹けば・・・」の現代版的な、今を代表する、そして今後ますます太くなる典型的な購入経路ではないでしょうか。僕としては自分が「いいね！」と思ったものをＦＢやＴｗｉｔｔｅｒで紹介しているだけですが、キュレーター（数多ある情報の中から優れたものを編集、切り取って紹介する人）としての役割を若干でも担えているのかなぁと思います。現在進行形でスタンダードになりつつあるこのＳＮＳ版購入経路ですが、重要な点は購入のファーストステップ、起点がＳＮＳだという点とネット上で購買まで全て完結してしまうということです。今だとフェイスブック、ＴｗｉｔｔｅｒやＬＩＮＥ等の記事で紹介されるのがスタートになってブログやショップサイトに飛んで欲しくなって購入に至るという流れです。

ちょっとキュレーターをかじっている僕ですが、残念ながら紹介したくても紹介できない方がいらっしゃいます。それはネット上にメディアやコンテンツが存在しない方です。ブログもホームページもＦＢページもソーシャルメディアの記事さえない。それだとリンクの貼りようがないでしょ。いくら良い商品もっていて、いくら良い会社でも、ワンクリックで到達できなければ読者も困る。僕もいくら良いと思って、紹介記事書いてもネット上にたどり着ける先が無いと、読んだ人もあっという間に忘れちゃいます。僕もそこまで暇じゃないんで、どうせムダになる記事は書かない。やはり入口で紹介されて極力少ないクリック数で購買まで到達するのが理想的。そういう意味ではネットのファーストステップでシェアや参照されて選ばれるための準備が出来てるかどうかが問われているのです。ネット上にコンテンツやメディアが存在しないと土俵にも乗れない時代になったんだと思いますね。

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