宝は足元に埋まっている
2016/04/05
昨日の記事で新分野進出を検討する前に足元にある本業のターゲット市場を再度、見直し、掘り起こしを図るべきと書きました。あてずっぽで新しい事業を始めても、運を天に任せるようなもので、それはもうビジネスとは呼べない代物なのです。
販促行動を全くとらないで商売を続けていると、売上の増減の要因が景気であったり、人口動態であったり、国の補助金であったり、全て自分の力の及ばない外的要因に左右されることになります。こういう受身姿勢の会社は、昭和の日本やつい最近までの新興国のような経済が成長している社会では、充分なおこぼれに預かれるのですが、昨今の縮む経済の中では、自分も縮んでやがて消滅する運命にある。こんな時代に生きていくには、ターゲットの市場に働きかけていかにお客さんを掴むことが出来るか。お客さんと常に繋がる感覚を「皮膚感覚レベルで持つ」必要があるのです。具体的に言うと、販促メディア、それは紙媒体(チラシ、POP、広告、ニューズレター、お手紙、ニュースリリースなど)、電波媒体(FM、テレビ,AMなど)、インターネット媒体(ブログ、フェイスブック、Twitter、メルマガ、ホームページなど)等何らかのメディアを通じてお客さんに一定の頻度をもって、情報を発信し、その反応を皮膚感覚で掴むということです。
こうなるためには、(1)情報を数多く打つ、(2)見える化して自分の発した情報がどの程度反応してくれているかを掴む、(3)一つのメディアだけでなく、紙媒体、SNS等含めて複数の媒体で情報を発信する、こんな努力が欠かせません。こうして日常的に毎日、ターゲット市場のお客さんの動きを動物感覚で感じてこそ、新商品を投入したらどう反応するだろう?隣の新しい分野に進出したらお客さんついていてきてくれるかな?って感じで精度が上がってくるのです。しついこいようですが、あなたの足元に宝が埋まっている。そこ掘れ、ワン!ワン!(笑)
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乗山徹

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