５／５？ １／５？ どちらを選びますか？
2016/04/06
先日、最近熱心に販促に取り組み始めたスイーツ屋さんでのお話。バレンタインデイ向けに事前にスイーツのチラシを作って、お客さんのお買い上げになった袋に同封したところ、バレンタインの売上が対前年比５倍になりましたという嬉しい報告がありました。
５倍とはびっくりですけど、購買ってお客さんに気付かせることができるかできないかで決まっちゃうっていうことの証だと思います。この事例だと、基本的に普段からお店を利用してくれるお得意さんがターゲットです。でもいくらお得意さんだからといって、バレンタインデイにまた当店を利用してくれるとは限らない。
だって、バレンタインならコンビニで手軽に済ませちゃおうっていう人もいれば、夕方の買い物のついでにスーパーで買うとか、或いは先月案内の来た通販でここは勝負なので高級チョコを注文しようという人もいるわけです。つまり、お得意さん側から見るとどこで買っても良いわけです。
そんなフリーハンドの状態のお客さんが、そのスイーツ屋さんで買った商品を食べようと袋を開けると同封したチラシが入っている。何気なく見ると、「ああ、もうすぐバレンタインね。やっぱりここのスイーツ絶対喜ばれるし、早めに注文しとこう。」
もし、このチラシが入っていなかったら、今年のバレンタイン売上の４／５は当店ではなく、上に書いたような他のコンビニやスーパーや通販で買われていたってことです。
スイーツなんて一年中イベントだらけで企画できる業種ですよね、次は３月３日のひな祭りだし、それが終われば５月５日の子供の日です。イベントのたびに常にチラシを入れるなりしてお客さんに気付いてもらわないと、本当は５／５稼げる売上が１／５しか売れないってことなんですね。
これを１年中通じて仕掛けているのが５／５売上の繁盛店、何も仕掛けないのが１／５売上の業績不振店。
ターゲットのお客さんに気付いてもらう仕掛けと行動をするか、しないかの違い。あなたは５／５と１／５のどちらを選びますか？
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう！
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乗山徹
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