産業連関表って？

中小企業家同友会釧路支部の政策委員会も年度が変わり森川新委員長が挨拶。

アドバイザーの釧路公立大の下山准教授（新婚ほやほやらしいです）

が今年度の共同研究テーマの「産業連関表」について説明をしてくれました。

さんぎょうれんかんひょうって何？　あまり聞き慣れない言葉ですね。

例えば１００のお金が僕らの地域の土木工事に落ちたとして、土木工事業者が

１００の収入を得る以外に、作業員のホテル代やスナックの飲み代として

他の業種にもお金が落ちて結果地域全体として１２０のお金が落ちた

ことになる。いわゆる「経済波及効果」って奴ですね。

それが他の業種に何％落ちていくかってのを具体的に計算できるのが

「産業連関表」って奴らしいです。

その「経済波及効果」を高くするには、なるべく僕らの住む地域からもの

を買う必要があるとの事。

地産地消をして域内循環を高めるという事ですね。

実は、この「域内循環を高める」という事で同友会が中心になって

中小企業振興基本条例づくりを地元の市町村に働きかけているんです。

下山先生の話を聞きながら気付いたんですけど、結局、僕らも行政も

地産地消、域内循環を高めるといいながら、これまでそれを確認する

すべももたずに掛け声をかけていただけ。

域内消費が高まったかどうやって分かるか？

地域としてどんな産業構成にしていくべきか、域内消費がどの程度あるか

目標値をどこにおくのか？そんな視点が欠けている。

数値で見えなければ絵に描いた餅です。

釧路市では産業連関表づくりを平成12年でストップしたとの事。

そこで今回下山准教授を中心に連関表づくりの作業を急ピッチで進めます。

今後の課題あり過ぎで、今年も下山先生ご指導のもと地域経済の勉強をしたいと思います。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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