押し一辺倒では・・・
2016/04/10
フェイスブックなどの新しいメディアでは、情報の送り手だけでなく受け手側のふるまいも無意識のうちに見られているので重要という内容を以前に書きました。これは毎日、画面をみてタイムラインに流れてくる記事にいいね！を押しながら思ったことで、押しながらなんか残念な気がするのは何故だろう？そう言えばこの人僕が一方的に押しているだけで、相手からは一度も反応がないなぁ・・・という事に気付いたからなんです。多分、相手は他意もなく、そういう方針でやっているだけかもしれませんが、それほど興味のない記事が多ければやがてフォローをやめてしまうと思います。
これはあくまでも人間心理として自然に湧き出る感情であり行動なのだと思います。今、僕らはこの新しいメディアで人間同士の関係性や双方向性が社会的にとても大きな意味を持ち、さらにマーケティングには決定的に重要な役割を果たすという事を知るわけです。では、ソーシャルメディアが出てきて、この関係性が取引に大きな役割を突然果たすようになったのか？というとそうではないと思います。多分、ずっと以前から人間同士が取引をし始めた太古から、実は同じ感情が働いていた。自分に注目してくれて認めてくれる人からなるべく取引しようという気持ちが無意識に働くのが人間なんだと思います。
ソーシャルメディアの時代になってその感情の動きが直接、目に見えるようになっただけかもしれません。リアルの場でもまず相手に注目して買うことから始めるという発想が必要なのかもしれません。押し一辺倒だけでは商売は長続きしないのだと思います。
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乗山徹
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