化石博物館
2016/04/10
ソーシャルメディアをどう商売に生かすかという話題を僕のブログでもよく取り上げるのですが、まずはソーシャルの前に既存メディアであるチラシや広告なども合わせて見直すべきだと思っています。例えば地元の新聞を毎日読んでいると、企業の広告がたくさん載っています。全体的には伝わらないで素通りされているものが多いと感じるのですが、大枠を取っている場合には、ここぞ勝負という感じで売る意気込みが何とか伝わってくるものもあります。
一番、残念だな~と思うのが小スペースの広告枠です。ほとんど企業名と業種だけ。これで一体、何人の人が自社の存在に気付いてくれるのかな・・・と思います。毎日見ていると、自然に視覚から企業名が脳に刷り込まれてそのお店でお金を使うようになる?無理だと思います。新聞だけが希少な情報源だった時代は去り、メディアが多様化して情報が何千倍にも膨れている昨今、広告にも気付いてもらう仕掛けが絶対必要だと思っています。でもこういう会社はちゃんと販促費を掛けているわけで、販促の重要性にさえ気付いていない会社が多い中で全然立派だと思います。問題はせっかくお金を使っているのに効果が上がらないこと。だったら効果があがるように変えるべき。キャッチコピーを入れるスペース位はどんな小さな広告枠でもあるわけで、伝わるキャッチを入れたり、笑顔の写真を入れるだけで、ガラリと目を引くものに変わるはず。
ソーシャルメディア登場以後の紀元後の世の中になった今、これまで慣習的に続けてきたことが、もう時代に全くそぐわなくなってしまっている事が多いのです。化石博物館みたいになっている広告の世界、既存のメディアの位置づけも役割も全く変わってしまった事に早く気付いた方が良い。放置していると企業も制作会社も本当に化石になっちゃうと思います。
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乗山徹
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