あの日のあなたと酒酌み交わす
2016/04/10
昨日はお盆で3つの墓にお参りしてきました。この1年で母方の伯父、父、父方の従兄弟と相次いで他界し、一挙にお参りする先が増えてしまいました。元来、仏教への信仰心も薄く、こういった仏事などに興味もなく敬遠していた口だったのですが、この1年ずっと身近に居た人が次々と亡くなって仏様に手を合わせる機会が増えてくると、以前には見えなかったものが見えてくる事も多いものです。(お盆だから亡きご先祖の霊が見えるとかそういう意味ではありません)
ここ1年で一番思ったのは、人は必ず死ぬという、極めて当たり前の事です。人の命は有限、その中で父は良い人生を送れたろうか、伯父は好きな事をやって生き切ったのかなぁ、従兄弟の人生はどうだったのだろう、そんな風に考えて、自分はどうなんだろう?今、死んだら悔いは残るだろうか・・とか、以前は自分の死というものを怖くて見ないようにしていたのが、自分も必ず死ぬという事実をシンプルに受け止めるようになったのだと思います。そして一人一人に歴史があり、一つ一つの家族にも歴史があり、それが地域の歴史となり、繁栄したり、廃れてただの野原に戻ったりして、時間は永遠に進んでいく。
お盆は過去にそれぞれが生きた日々を切り取って思い出す1年に1度の日。父も叔父も阿歴内原野の牧草畑の中で本当に楽しそうに酒盛りして、こっちに手を振っているように見える。初盆に故人たちを偲んで一緒に酒酌み交わす也。
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乗山徹
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