一芸あると良いね!
2016/04/10
三線を本格的に始めて丁度5年が経ちました。最近は人前で演奏する事もちょっとだけ多くなり、更に懇親会などの場でも結構三線が活躍しています。実はこの三線を人前で、特に宴会の場で何回か演奏しているうちに必ずその場に起こるある現象に気づきました。それは「場の空気」が変わるって事です。皆の笑顔が輝きだす、会話がはずみだす、酔いがヒートアップする。しまいに踊りだす人も出てくる。
とにかく、その場に居合わせた人のテンションが上がってくるようなのです。それをはっきり認識したのが3年くらい前に札幌で中小企業診断協会の記念パーティーで三線の演奏をした時でした。演奏前はどことなくテーブルを囲んでよそよそしい感じだった診断士の先生たち、演奏が始まると徐々に会話が弾み出し、しまいにいったい何デシベルなんだって、演奏が聞こえないような話し声の大音響。演奏している僕らの前で名刺交換は始まるわ、思わず「おい、おい、おっちゃんたち、演奏している前で名刺交換はないだろう!」って叫びたくなりましたが、酒席では丁度良いBGMで舌も滑らかになるようです。
最近だと、その場の雰囲気を見て演奏を始めるタイミングを決めたり、「涙そうそう」や「島唄」など誰でも知っている曲を唄の好きな人に唄ってもらうと更に楽しい場になります。やっぱこういう一芸的な趣味があると人生色々と拡がるっていうか、楽しくなるし、人にも喜んでもらえるし、とっても良いね!って最近つくづく思います。
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乗山徹
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