えこひいき万歳！

本州では連日暑さが続いているようですが、わが街釧路ではこれから９月にかけて１年のうちで最も爽やかな季節を迎えています。何といっても３０℃を超えたのが観測史上数回しかなくて、最高気温が１８℃～２５℃前後ですから日によっては長袖を用意しなければならないほど涼しいのです。こんな時期に毎年舞い込んでくる風物詩が「暑中見舞い」です。

懐かしい方や普段、親しくしている方から来る暑中見舞いに交じって、スナックからの暑中見舞いが毎年何件かあります。でも、どのハガキも「あれ～、どんな店だったかな、そう言えば以前に１回いったかもしれないなぁ～」というパターンなのです。逆にいつも行く店からは、どうせ出さなくても来るしと思われているのか１枚も来ない。僕はスナックなどの業種は特にこのおハガキってリピーター対策にとても有効だと思っています。でも、思い出してくれないお客に出すのは無駄だと思うんです。自分が見て思い出せないような店にこのおハガキ見て行く事は１００％ありません。しかもこのおハガキ活字だけだし、ママの写真乗っけたり、手書きの文が少しでもあったらまだ思い出せたり、興味を持つとは思うんですが・・・。いずれにしてもそれこそ上位２割位の上得意に絞って出して、その分、手書きで一人一人のお客さんの顔を思い浮かべながら心をこめた文を入れたほうが絶対良いと思います。
もし初めて来たお客さんの再訪率を高めたいんだったら、まだギリギリお客さんが忘却の彼方にいかない三ヶ月以内位にハガキが届くようにすると良いと思います。今日来た暑中見舞いの店なんて、多分行ったのは３年以上前だよ。それで思い出せっても無理だよ。

ただ、上得意にもお葉書き出さないお店よりは、全然立派だと思います。ちゃんと顧客創造の行動を実践しているんだから。あとはやり方を効果的にする、つまり上得意さんだけに絞る、そして必ず手書き文を交える事。ことリピーター対策に関してはエコヒイキが正解です。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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