価値は見出すもの

今年は４月以降、北海道から出て本州の各地に行く機会が多かったです。石川県、三重県、山形県と回ってきたんですけど、一番感じたのは、こと観光資源と食に関してはうちら北海道って相当恵まれているなぁという事。逆にそれほど豊富な観光資源を持っていないところの方が集客に努力を重ねて成功しているように見えるのです。つまり北海道って傍から見れば溢れるほどの観光資源や食材を持っていながら、さっぱり集客が出来ていないという現実を思い知らされるわけです。

何でこんなことになっているのでしょう？天から授かった恵みがあれば、それはそれで幸せ。でも、その価値をお客さんに発信する作業をしてないから誰も気付いてくれない。価値を自分で見出して、どんどん発信しない限り集客なんてできないのです。北海道病は元々ある優れたものがあれば黙っていても人は来てくれるはずというもの。こんな優れたものがあるんだから価値はお客さんが勝手に見出してくれと言っているようなもの。価値は自分で見出すもの、これだけ変化の激しい時代です。新しい価値は無尽蔵に転がっているように思います。それが見えないのは人が来ないのは景気だとか国の政策だとか所与の条件のせいにして、何一つ自分の目で価値を見出そうとしないから。北海道病の本質は他力本願なのです。

自分のビジネスの周りの新しい価値を見出す。北海道病の克服だけでなく、普段から自分のビジネスの基本動作にしたいと思います。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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