夜のコンサルティング
2016/04/11
夜の商売って昨今どこの地域でも大変なんですが、釧路みたいに地域経済の疲弊の代表選手みたいな街では本当に不況業種って感じです。夏の祭りや忘年会シーズンだけは妙に人が出ますが、それ以外は夜の繁華街は日常的に閑古鳥が鳴いている状態です。そんな状況なんでスナックの経営相談を受ける事も結構あります。僕はどんな商売も集客コンサルティングの基本は2点に絞って考えます。一つは商品・サービスがお客さんに取って良いものか、魅力的なものか。二つ目は、その良いサービスがお客さんに伝わっているかです。①の良いサービスができていても②のマーケティングができていない場合もあるし、①サービスがぱっとしないし②マーケティングも全然やっていないというダブルパンチでダメな場合もあります。
で、①と②のどっちが大事かっていうと、もちろんどっちも大事ですけど、まず①のサービスが魅力的じゃないとお客さんは2回目来ないでしょう。ラーメン屋さんで言うとまずいラーメン食わせたら2回目行かないのと同じですよ。それじゃあスナックのような夜の商売で①の魅力的なサービスって何なんでしょうね?スナックにお客さんは何を求めて来ているのでしょうか?自分がお客さんだったらと考えると、やっぱ憂さを晴らしに行っているのだと思う。ストレスって毎日仕事していると必ず貯まっていくし、どっかで吐き出してやらないと病気になっちゃう。だからママさんに愚痴言ったり、つまらないオヤジギャグ言ったりしたのを、聞いて欲しいんだよね。下手クソなカラオケでも楽しく聞いて欲しいんだよね。それだけで良いのさ。で、お客さんって、お店側がちゃんと憂さを晴らしてくれようと居心地良い空間を作ってくれているか無意識に感じ取っているんだと思う。それともう一つ、自分がお店運営していて楽しいか、自分が楽しい店作りをしているか、自分らしい店かってのも重要。どっかの店のマネをして取ってつけたようなお店ってつまらない。自分の好きなこと、個性を全面に出した方が居心地の良い空間になる、それが合わないお客さんは来ないからそれはそれで良い。読書が好きならそれを全面に出せば良い、社交ダンスやゴルフが好きならそれを全面に出せば良い、その「らしさ」が個性であり、魅力だと思うのです。
だから①のサービスが出来てないお店は、ここを一から素に戻って見直す、接し方一つ、話の聞き方一つでもその日から変わってくると思うんですよ。ほんで、②のマーケティングってスナックの場合、僕が推奨するのは一つしかありません。手書きのお葉書、今だったら暑中見舞いとかお得意さんだけでよいですが定期的に書きましょう。はがき絵とか覚えると良いですよ。あとはやるかやらないかだけですね。「顧客創造の作業を怠る者は顧客から忘れ去られやがて消え去る」 by シーサー君
「そうかもしれない・・・」という方は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
関連記事
-
おいしいマーケティング
僕は中小企業診断士という資格以外にもう一つITコーディネーターという国家資格を持 …
-
夢は実現するもの
昨日、フェイスブックのタイムラインを見ていたら、短パン社長(奥ノ谷さん)の記事で …
-
興味を持ってくれる人が好き
先日の記事でフェイスブックは現実世界の人間関係と瓜ふたつで、情報の出し手だけでな …
-
怒涛の年末
昨日は仕事収め。静岡から帰ってゆっくりする間もなく夜は仕事仲間の会計事務所、社労 …
-
失客の秘密
中小企業家同友会という経営者の会に入っています。 会員歴は19年、幹事もやってい …
-
名刺の重要性が変わりました
週末、札幌でエコ名刺ユーザー交流会で講演させて戴きました。エコ名刺とはバナナの皮 …
-
「壮大なる失敗」は一夜にして変わる
昨日は、企業再生の連絡会議に出席、関係機関や金融機関、専門家らが集まりました。正 …
-
無駄なことなんてない
昨日は地方銀行の支店長さんお二人のお話を聞く機会がありました。 金融円滑化法終了 …
-
ブログを続けるもう一つの理由
今週の土日は普段とはちょっと別のことに時間を使いました。日曜日の今日は朝から鶴居 …
-
冗長な文書の撃退法
お客さんからITシステムの提案書に書かれている内容が苦手分野なので 理解できない …