嬉しい、楽しい、また行きたい
2016/04/12
昨日は元々第三セクターだった温泉施設が民間経営に移行した後、大成功している猪の倉温泉を見ることが出来ました。地域でも評判で名古屋や近畿圏からの集客に成功している理由が良く分かりました。一番感心したのは、ターゲットがお年寄りと、とてもはっきりしている事。僕らが行った時にもグランドゴルフ(北海道でいうパークゴルフのミニチュア版みたいな感じ)にお年寄り達が興じていましたが、お年寄りの喜びそうな内容に全てのサービスを最適化しているなぁと感じました。僕はこういう施設の良しあしを判断する時に一番見るのが土産物売り場です。とても分かりやすくPOPが書かれていて見ていて無茶苦茶楽しい売り場でした。そして何よりも一番感心したのが案内してくれた方の対応。いつもは社長や別の方が施設案内をするのですが・・・と言いながら、とても細かいところまで親切に説明して頂きました。施設を丁寧に管理して目が行き届いているからこそ出来る説明だなぁと思いました。さらにちょっと離れたブルーベリー園まで歩いて行ったのですが、支配人さんがわざわざバスで追いかけてきてくれて迎えに来てくれました。こんな急にどこから来たとも分からない見学者にでも親切に対応する、この丁寧さや親切さレベルが凄くて、こういう事を当たり前にできる気持ちを働いている人皆が持っているからこそ、ターゲットであるお客さんから圧倒的に支持されているんだと思いました。
バブルの前後に全国でこういった三セクの保養施設が雨後のタケノコのように建設され、その後今に至るまで殆どの施設が経営不振で破たんしたり民間に二束三文で払い下げられたりしてきました。不思議ですよね。全く同じ施設や人員を使いながら、何故三セク経営はうまくいかないのでしょうか?理由ははっきりしています。それは経営者の責任を問われないからです。昨日も書いたように、経営の全責任は経営者にある。役所がオーナーだとどうしても責任の所在があいまいになり、たとえ赤字が続いても税金で最後は穴埋めするわけです。経営の良しあしは経営者で決まるのに肝心の経営者の責任があいまいなのですからうまくいく通りがないのです。
もちろん民間経営に移行しただけで全てが解決するわけもなく、ターゲットを絞って全てのサービスをターゲットが喜ぶように最適化させる、やるべき事を全てやるって事かな~と今回見て思いました。
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乗山徹
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