やっぱ、文明開化の世の中だわ・・

昨年の暮れに電子書籍端末Ｋｉｎｄｌｅの日本語版を買って早くも半年あまりが経ちます。既に何冊も読んでいますし、新聞やメールのチェックにも毎日使っているので全く違和感なく使っています。というより紙版とKindle版の両方が出ている場合は迷わずｋｉｎｄｌｅ版の方を購入します。だって安いし、読みやすいし、元々本を大事に取っておくというタイプでもなく、何年かに一回はまとめて古本に出したりそれでも引き取ってくれないのは市のゴミ焼却場に持っていって処分してる位ですから。この電子書籍、まだ黎明期なんで表面化するのはもう少し先かなと思いますが、本を巡る世の中動きや業界構造を一変させるのは確実だと思っています。過去１～２年の間で、フェイスブックなどソーシャルメディアがメディアのあり方や人の振る舞いを大きく変えてきたのを目の当たりにして来ましたが、それと似たような変化が既に起きていて、本や出版の世界でも劇的な革命が起きて全てを変えてしまうのを僕たちは目撃することになるはず。

紙の本と電子書籍はどこが決定的に違うんでしょうか？まず電子版だと在庫持たなくて良いでしょう。今だったら先に紙の本が出版されて新刊のKindle版って殆ど無いですけど、先にkindle版で売れ行きを見て、明らかに売れそうなものだけ紙の本を出版する、つまり順番が逆になる可能性がある。それと紙の本だと売れるか売れないか分からないものに投資するわけで出版社が出す本でも自費出版でもリスクは高い。電子版だとコンテンツや原稿を作るコストは別にしても印刷や製本のコストはゼロ。これら諸々から起きる変化の一番は本の出版が出版社から個人へ移る、それと電子書籍に特化した出版社の激しい競争になる。まだまだ沢山の変化が起きるんでしょうけど少なくともすぐ想い浮かぶのはこんな感じです。

いずれにしても本を出版するという行為が夢物語だった時代から誰でもその気になれば本が出せる時代になったという事。発信力のある人とない人との差が如実に現れてくる世の中になるんでしょうね。やっぱ今の世の中、仕組みも価値感もどんどん変わっていく文明開化の世だわ・・・。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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