「無関心」はいやよ

2013/04/25 2016/04/13

昨日の続きです。「こ～んな釧路に誰がした～♪」と戦後の荒れた世相で娼婦に堕ちた女性の心情を歌った「星の流れに」という唄になぞらえて、現状の釧路を嘆いてしまいましたが、数字を見せられるまでもなく、中心街がどんどん錆びたシャッターだらけになっていき、会社の数も減っていくし、失業率は上がったままだし、釧路がドンドン悪くなっているってのは実は皆分かっているんだよね。でもそれを見ていないというか、あえて見ないようにしているっていうか、俺の範疇じゃないし、仕事や身の回りのことだけで手一杯だしって釧路人全員が思っている。悪くなっているのは分かっているけど、自分の力でどうなるもんでもないし、考えないようにしよう、見ないことにしよう・・・こう全員が思っていて、昨日みたいに突然数字を見せらると、生活保護率市町村ランキング全国８位、地域崩壊先進地、何てこったとなるわけです。今回の数字にはなかったけど、子供の学力でも平均点が１００点満点で２０点台、３０点台という教育崩壊でも全国の先進地なわけです。これ本当に同じ日本か？って感じです。

行政はこういう現実を余すところなく分かりやすく市民に見せるべきだと思います。そこがスタート、何が起きているのか現実を知らせるべきです。決して選挙のために、釧路はまあまあですとか現実を覆い隠すような適当な事を言うべきではない。釧路は現在進行形で経済がダメになっていて、自力で生活できない人が続出して生活保護者で溢れかえり、子供は学習意欲をなくしているそんな街です。数字がそれを物語っている、そういうことでしょう。
そんな街のままで良いのですか？あなたは、こんな街の現状をはっきり知った上でもまだ、自分は目の前の仕事で手一杯でそんなことは誰かがやってくれる、市長がやってくれる、国が何とかしてくれるって言うのですか？そろそろ「誰か」なんて便利な人は居ないことに気付かないとダメだと思う。
こういう現実をはっきり思い知った上で、「地域再生への強い想い」を持てた人から行動を起こしていくしかないと思う。地域再生への強い想いを持てるかどうか、持てる人がどれだけ多く出てきて実際に行動を起こせるかどうかで地域の将来が決まる。