負け犬根性から卒業

2013/04/13 2016/04/13

昨日、食事をしながら地元の酪農家の方と話をしていて、奥さんや周りの友達が金融取引（ＦＸ取引）を日ごろからやっていて、今回の急激な円安でウン千万損した、得したといったお話をしていました。「ミセス・ワタナベ」（日本人の主婦を中心とした女性やサラリーマン投資家）ここにありって感じで話を聞いていました。でも身近でこの手のお金をいかに増やすか、いわゆる財テクの話題って随分久々に耳にしたような気がします。やっぱアベノミクスで潮目が変わったって事なのかなぁ～って思います。アベノバブルなる言葉も出てきたようです。

丁度バブルの真っ只中の１９８９年ごろ、僕は釧路に戻ってきて運送業の会社に入社して事務の仕事を覚え始めていました。昼休みに同僚の定年間近のおばちゃんが株をいっぱい持っていて、「乗山君もやってみたら良いわよ」って言われて銘柄を研究したりして、当時株価が８００円位のを買ってみた。ところがそこがバブルのピークでその後は下がる一方。こりゃあやばいと慌てて売って、結局２０数万円の損で終わりという結末。多分、僕みたい人結構多かったんじゃないかと思います。その株価が今いくらになっているか今朝の日経を見ると８７９円。この銘柄は繊維産業から航空機の機体の素材を作ったりして好業績を上げているのでたまたま上がっているけど、日経平均で見るとピークの１９８９年で３８９１５円、昨日現在で１３４００円台ですから全体としてはまだまだ低い水準です。

僕ら日本人はかくの如くバブル崩壊後の２０数年、縮小、縮小でひらすら縮み志向の環境で生きてきたせいで冷え込んだ投資心理、別な言葉でいうと負け犬根性から中々抜け出せないんだと思います。ここに来てアベノミクスがアベノバブルになるのかは分かりませんけど、潮目が明らかに変わったのは間違いない。そろそろ負け犬根性から脱却したいところですね。

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