これはこれ、それはそれ

１年の中でも今時期は来年度の事業計画づくりを手がける会社が多いです。何とか年度の始まる前に新年度の計画を作りたい。
当然、いかに売上を上げていくかというテーマは避けて通れないのですが、マーケティングに対する考え方が整理されていない会社が結構多いです。というのは一つの会社でターゲットの違う商品が混在しているのは普通にあることですが、全ての商品をひっくるめて画一的に販促を行う傾向が割りと強いのです。例えばホテル業でいうと宿泊は地域外のお客さんがターゲットだけど宴会部門は地元の人がターゲットとなります。建設業だと補修工事や低価格の住宅は近隣のお客さんがターゲット、ログハウスなどの高価格帯は全道や全国レベルで見た富裕層を狙うといった感じです。

販促物にあれもこれもつっこむと何一つ伝わらないと以前書きましたが、マーケティングの大枠でもターゲット毎にマーケティング戦略やメディアや販促物を分けて考えないとうまくいかないのです。買って欲しいターゲットに商品の良さを伝えるのが基本ですから、あれもこれも全対象をまとめて一つの販促物につっこむと全てがぼやけて、せっかくお金と人材を投入しても何一つ伝わらない、ということは売れないわけです。

これはこれ、それはそれと分けて、ビシっと締めて取りかかりましょう。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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