腑に落ちる話
2016/04/13
最近、アベノミクス効果の円安、株高で今後の日本経済への期待感も高まり上場企業の3月決算は上方修正するところが多いようです。さらに安倍首相は経済界に対して賃上げを要請しています。最終的にこの10年間で年間60万円も下がった働く人の賃金が上がって、皆が財布のヒモを緩めない限りデフレ脱却はありえないという事なのでしょう。
僕が毎日読んでいる日経新聞の経済教室が取り上げるテーマでもこの雇用問題が大きくクローズアップされています。日本経済再生の最終的な要は人材をいかに活用するか、特に女性や若年者をいかに磨き上げて戦力化するかにかかっている。雇用、賃金、労働条件の安定は最低限に経営者が担保しなければならない条件なのです。但し、前政権が続けていた助成金のバラマキ的な方策では決して解決しない。企業が雇用を確保して増やして行くだけの経営力をつける以外に道はない。
やっぱり地域が良くなるためには雇用だよな~と自分の中で最近イメージしていました。
そんな折、昨日中小企業家同友会全国協議会の平田美穂事務局長の話を聞く機会がありました。同友会は企業経営者が互いに学び合い経営者の総合的な能力を高める事を目的とした団体です。平田さんの話の中で同友会の人を生かす経営が見直され内閣府と共同で事業を行うことが多い。人口減少社会の中でいかにワークライフバランスを取った働き方を実現するか。その基礎となるのが従業員に対する雇用の責任、人を生かす経営に対する責任であるというのです。
僕はこれを聞いて最近雇用に関して自分の中でイメージしていた内容と一本につながりました。つまり経営者は「腹を決めろ」という事。何があっても働く人の雇用を守る。そのためには収益を上げれるよう会社を守る。それに気付いた経営者が増えて実践していかない限り地域の未来も日本の未来も無い。国のせいや景気のせいばかりにするなという事。
と、自分の事として思ったのです。色々勉強する場に顔を出すとスコンと腑に落ちる事ってあるもんです。
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乗山徹
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