自分だったら？

2013/01/28 2016/04/13

今朝は随分ご無沙汰していたジョギング、快晴で風も無く△７℃位なので気持ちよく走れました。僕のジョギングコースは釧路川河口近くの川沿いなのですが必ず通るのが北海道立釧路芸術館（美術館）です。
入り口にポスターが掲示していて今は「気象と芸術～空もよう・色もよう・心もよう」とあります。でも何だか地味というか説明もないし、大体僕も知らなかったし・・・ちょっともったいないなと正直感じました。美術館は１年に４回位の大きな展示で回していて、僕も興味のある時に１年に１回くらい利用する感じです。展示の質は高いし見たら満足するというのは分かっているので、もっとアピールした方が良いのになと思います。
おそらく僕が行く気になっていないという事は、釧路市民の多くの方も同じだと思います。という事はこの展示会は閑古鳥が鳴いている可能性が高い。展示の内容は素晴らしいに違いないのにです。あれ？これって何かに似てませんか？そうです、このブログでいつもテーマに上がる儲からない会社と同じなのです。良いものを持っていても誰も知らないから客も来ないというやつです。公共の集客施設と民間の会社との違いだけで本質的にはウリ２つの問題なのです。

で、朝走りながら僕がお客さんだとして、どうしらたあの美術展に行くだろうか？って考えてみました。問題は２つあります。１つめは「気象と芸術～空もよう・色もよう・心もよう」展を開催している事を知らないという事。少なくとも存在を知ってイメージに何度か刷り込まれないと、「行ってみようかな」という気にはならない。じゃあどうやって知らせるか？釧路市民一軒一軒回ってご案内しますか？できるわけありません。メディアを使うしかありません。多分今も番組持っていたと思うけどＦＭくしろなどの電波メディアに出演して宣伝する。新聞広告や折込広告を打つ。さらにフェイスブックなどソーシャルメディアで流してシェアしてもらう。公共施設だし最もソーシャルメディアになじむでしょ。でも未だに目にしていないもんね。おそらくどれかのメディアで３回位触れると脳にはっきり刷り込まれると思います。
それともう一つの問題としてもっとその気になるようにポスターなどのメディア自体に語らせる。伝わらないポスターって「来ていただければ良さが分かりますから」って言っているようなもの。皆日々忙しいんだし行く理由をつくってあげないと行動するわけないんです。この展示を企画した人は想いがあってやっているんだからそれをポスターだけでなく色々なメディアに表現すれば良い。