栄枯盛衰の世

2018/05/16

iPhoneでの新聞の拾い聞きをしていて気付いたことがあります。
今までのように目で記事を追うと、これまでは自分の興味のある記事でかつ読み易い記事を優先して読んでいたのだと思います。
今、耳で拾い聞きをして気付くのは、目で記事を追うと無意識に元々の知識が邪魔をして記事内容にバイアスをかけなが読んでいたのではないかと思うのです。

どんなバイアスかというと、「自分の知っていた過去と同じだよね」さらにいうと「自分の生きてきたこれまでと変わらないで欲しい」という変化を素直に認めたくない自分の無意識が邪魔をして、実際に起こっていることをそのまま受け入れていないのではないか、ということです。

ところが読み上げてもらって耳から同じ情報を受けると、無意識のバイアスが消えて事実がそのまま入ってくる。
すると今次々に起こっている変化の凄まじさが直感的に分かってくる。

例えば、丁度今は決算公表時期で、色々な会社の決算とその説明記事がとても多い。
オークションサイトではスマホ世代のメルカリがＰＣ世代のヤフオクを完全に逆転してヤフーは大企業病で先行きの見通しが暗い。
小売業界ではヨーカードーなど旧盟主が店舗閉鎖に追い込まれているのとは対照的にアマゾンとドンキホーテの伸びが二桁である等。

色々な企業の栄枯盛衰とその原因が報じられており、ビジネスモデルがもう古くなってしまった会社があっという間に衰退している。

翻って、じゃあ自分はどうなのか？
と考えるのです。
世の中で起きていることと同じなのです。

もしかして耳からの情報って自分を外部化できる有効な方法かもしれない。
是非、試してみてください。

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