時にはプチ旅がいい

2015/04/19 2016/04/02

昨日のブログに書いた今回の隣町の白糠行きは、大工哲弘さんの豊穣な沖縄音楽とアイヌ文化の独特の空気感と相俟って素晴らしい体験でした。
それと、普通の路線バスに乗って１時間２０分ものんびり揺られて隣町まで移動するという体験も、ちょっとあり得ないシチュエーションで凄～く新鮮で楽しかったのです。

まあ、最初から懇親会があると聞いて、「車で行ったら飲めないもんね」と思ってＪＲの鈍行でのんびり行こうと思っていました。時間表調べたら意外とＪＲは本数が少なくて丁度良い時間がなかったのでバスに変更したのです。
何も持たずにのんびりバスに揺られるというシチュエーション自体に、何故かウキウキ気分。１６時発釧路駅のバスターミナルから出発進行！って感じです。
金曜日の夕方のバスって意外と混んでいるんですね～。高校生とか主婦とか、お母さんにお子さんとか、僕はバスって高齢者ばかり乗っているイメージがあったんですが、そんなことないんですね。釧路にこんなに若い人が沢山いるのかと思って、少し嬉しくなりました。
僕が今回バスに乗って一番「へ～」と思ったのが、バス停に着く前に流れる車内アナウンス。次は公民館前、公民館前、美容のことなら〇〇サロンへ、歯の治療には〇▽歯科へ、眼鏡のことなら◆◎メガネ店へ、とか流れるやつです。何で驚いたかというと、宣伝している会社が殆ど知り合いの会社、お客さんの会社、セミナーに来てくれる会社だったからです。「へ～、あの社長頑張っているな～」とか「こんなところでも販促していたんだ」と嬉しくなったり。
でも冷静に考えると、俺って「顔広いですよね」と言われること多いけど、どうやら本当らしいと今更気付いたりするのです。釧路の会社で知らない会社ないです！というのは冗談ですが（笑）、思わぬ所で実証されたな～。

このプチ路線バスの旅、はっきり言ってお勧めです！路線バスの車窓に流れる風景は普段同じ場所を車で流している時とはまるで違って見えるし、車内の乗り降りする人たちを見ていても全然知らない街に来たみたいで、何だか全てが興味深く面白いのです。やっぱ人間、視点が変わるとまるで別なものが見えるということなのでしょう。
普段とは別な場所に身を置いて視点を変えると全く新しい世の中が見えてくる。う～ん深いな～、ワンマン運転の釧路バスに乗って気付くとは（笑）。
さあ、あなたも何も持たずに、のんびり路線バスに飛び乗ろう。普段とは別世界の不思議な時間を体験できること間違いありません。

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