雇用にもマーケティングが必要な時代になった

2014/07/20 2016/04/03

昨晩は、結婚式でした。最近、多いなぁ～。知り合いの企業経営者や大学の先生と二次会で一緒になりました。ここでも、例のテーマが話題に。社長さん曰く「最近、新卒で人が採れないんだよな～」。地元でもいわゆる良い会社と言われているこんな会社でも、すでに採用難の状態なのです。

先日のブログ記事でも書きましたが、日本全体が長期的で構造的な働き手不足のモードに突入してしまい、経済力を維持するためには移民の受け入れ、女性、高齢者の戦力化などは必須で国も政策のカジを切り始めたところです。僕の周りでも職人系業種や多くの人手が必要なホテル業種など、人員の補充が出来ないという悲鳴がとても多くなっている。これまで通り、辞めたら募集しても、人が見つからなくなっていて、日に日にその度合が強まっているように思います。今まさに雇用の世界で大変化が訪れていて、一言でいうと、企業を存続させるためには、新卒者にせよ、中途採用にせよ、求職者への継続的なマーケティングが必須条件になったのです。特に中小企業は、場当たり的に、辞めたから求人広告というのでは求職者に相手にされなくなりつつある。
継続的に求職者をターゲットにした自社情報の発信が欠かせないわけですが、広告やネットでの固定情報だけでなく、ＳＮＳやブログなどのソーシャルメディアでの発信がもの凄く重要性が増しているのです。
大学の先生曰く、「今の学生のソーシャルメディア事情はTwitter、ＬＩＮＥ中心でフェイスブックは学生同士だと少数派、でも就職を境にしてマジョリティを獲得したＦＢに移っていくのだと思う」とのこと。

あなたが求職者の立場だとしたら、会社を知ろうとしたらネットでその会社調べるでしょう。もし、そこに社長のブログや社員のブログがあって、日々の働いているみんなの日常がさりげなく書いてあったとしたら、「へ～、和気あいあいの雰囲気なんだな～」とか、「少なくともブラックじゃなさそう」（笑）とか感じると思うんです。ブログって嘘バレバレの世界なんで本当に社内コミュニケーションが良い会社だと堂々と書けますよね（逆は大変だけどね）。小さい会社だけど、毎日、地味ながらコツコツ社内の様子をブログ発信して、本当に欲しい人が採れた事例もあります。しつこいようですけど、優れた人材確保があなたの会社の１０年後を決めるのです。あえて努力してコツコツ積み上げるしかありません。

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