地元に支持される店は強い

2014/04/19 2016/04/04

名古屋から商用でお客さんがいらして、札幌、釧路と一緒に回っていました。その中で昼食や夕食をご一緒するわけですが、改めて思うのは、札幌でも釧路でも、どの店も良い店だなぁということ。

札幌は地元の知り合いが連れいってくれたスープカレー、釧路では僕の頭に浮かんで選んだ居酒屋、ラーメン店、カフェなど。どの店も期待値をかなり上回っていた。何故、自分はあの店を選んだのでしょうか？事前に時間をかけて店選びをしているわけではなく、アドリブでちょっと考えて浮かんだお店をセレクトしているのです。でも、決してデタラメに選んでいるわけではない。だって、わざわざ名古屋から北海道に来てくれているお客さんに、「いや～、北海道って前評判の割りに食べ物大したことなかったよ～」なんて絶対思ってほしくないもの。どうせなら美味しいものを食べてもらって、良いイメージもって帰ってもらいたい、って思いますもの。って事は、自分がまず気に入っていて、自分があの店だと間違いは無いと思っていることが大前提だと思います。でも、そんなに深く意識しないし、無意識の内に選んでいる自分が居ます。何故、無意識に選べるのか？多分それは、過去にそのお店を使ってみて、裏切られた事がないからじゃないかと思うんです。手抜きだとか、儲けに走ったり、お客さんをないがしろにしたりしない、信念をもった正直な商売をしてきたからじゃないか。派手さなんか無いけど誠実な商売をしてきたからじゃないか。それが客である自分の無意識に浸透して無意識の支持や愛顧を得ているのではないか。

今回、特別に値段の高いお店は一軒もありません。でも改めて使ってみて、あくまで僕自身の感覚で、期待値を遥かに超えた驚きのレベルのお店が多かった。改めて、北海道の飲食店のレベルの高さを思い知ることになりました。どの店も個性的で、自分たちの出すものに強い拘りとプライドが感じられる。遠い処から来てくれたお客さんに紹介しても期待を裏切らないというか、良い意味でかなり期待値を超えている。北海道人として嬉しかったです。北海道の強みについて認識を新たにしました。
今回、利用したお店はこちらです。
・Regon（スープカレー）
札幌宮の沢の地下鉄近く、個性的なメニューでダイナミック、旨辛かった、スープカレーってあまり食べたことないけど札幌文化だよね。普通に入ってこのレベル凄い。
・はたご家（居酒屋）
釧路ではいつも宴会で使う頻度が多いお店ですが、今更ながら普通にメニューの中から選んで、この旨さ、地元民ながら、本当驚いた。ホタテはじめ、どれを食ってもこれは無いって位の鮮度。地酒福司の入手困難酒の限定「海底力」も飲めたし。正直、こんな凄かったのかって思って、今回一番の衝撃。
・真澄（ラーメン）
阿寒町布伏内の幻の山奥のラーメン屋、おばちゃん一人でやっているんですが、あの場所で昼時満員。ガーリックラーメン、旨かった。ここの麺は良い。
・あかん湖鶴雅リゾートスパ鶴雅ウィングス内のゲストラウンジ「アペソ」（カフェ）
湖みながら、ぼーっとして、深い眠りに落ちました（笑）。あのゆったり感、頭をカラにして２、３日にここに居たいと本当に思った。超贅沢な空間。

どのお店も地元民が普段から使っている店。今回は仕事で回る経路からたまたま選んだんですが、他にも普段無意識に利用している良いお店がいっぱいあります。そういうお店は、お客さんを連れて行っても間違いがないってことが今回良くわかりました。地元民に普段から支持されているお店は、外からのお客さんをいきなり思いつきで連れて行っても、期待値をはるかに上回るの法則也。

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